相馬地域インフラ復旧支援活動お礼とご報告
 東日本大震災により、亡くなられた多くの方々に衷心より哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞申し上げます。
 震災直後より始めさせていただきました相馬地域インフラ復旧支援活動に、多くの皆様から御理解を賜り、あたたかい善意とご協力をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
 皆様からお預かりしました支援金は、平成23年6月2日に現地を訪問し、相馬地域のインフラを担う相馬ガスグループ様に寄附をさせていただきましたことを、ご報告申し上げます。
 また、震災から一年半が経過し、復興への道のりはまだまだ険しい状況ではございますが、支援活動も経済復興へとつなげる次のフェーズに移る時期であると考え、当活動は平成24年9月をもちまして、終了とさせていただきました。本当にありがとうございました。
 被災地の皆様のご健康と、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
虎ノ門LLP
相馬地域インフラ復旧支援活動チーム 一同
収支報告
合計寄附金額
預金利息金額
平成23年6月 相馬ガスグループ様へ
平成24年12月 相馬ガスグループ様へ
活動経費(振込手数料、ステッカー代など)
1,241,000円
65円
1,000,000円
231,444円
9,621円

平成23年6月2日、相馬ガスホールディングス株式会社渋佐克之様へ、虎ノ門LLPを代表して佐々木健一、中島丈晴より皆様のお気持ちをお渡しさせていただきました(相馬ガスホールディングス株式会社本社にて)。
皆様からいただきました御寄附は、仮設住宅のガスメータの納入に関する費用に充てさせていただきました。
平成23年6月2日 相馬ガスグループ各社社長へのインタビュー
相馬ガスホールディングス株式会社
代表取締役社長 渋佐克之 様

インフラ企業として、地域の皆様が一人でもいらっしゃる間は、生活の基盤を提供することが社会的使命であり、震災直後は不眠不休の対応をされたと語っていただきました。
また、原発については、風評被害で市の産業のほとんどが壊滅的なダメージを受けているため、とにかく風評被害の拡散だけは辞めて欲しいとおっしゃっていました。
そして、将来的な夢としては、自然エネルギーへの早期転換について熱く語られておりました。

相馬ガス株式会社
取締役社長 村澤洋明 様

震災で命を落とされた昔からの仲間の方が多数いらっしゃるそうで、仲間の死に対する「悲しみ」や「悔しさ」を抱えながらも、インフラ企業の社会的使命として住民の皆様の生活を維持するために、不眠不休で対応せざるを得なかったとの体験談をお話しいただきました。
また、原発問題に対する「怒り」を、時には涙を流されながら、率直に語ってくださりました。

株式会社エネルギー生活市場
取締役社長 遠藤秋雄 様

原発被害の大きさを、改めてお話しいただき、地域のインフラを担う企業としての責任を重く受け止め、お客様が戻ってこられた際には、安心して利用していただける様に備えておくことが使命であるとおっしゃっていました。
また、インフラ企業として、太陽光・燃料電池・リチウムイオン電池など、新事業に目を向け、地元経済の活性化や雇用の回復・促進にも貢献していきたいという将来展望を語っていらっしゃいました。

相馬市ガス株式会社
取締役社長 濱名哲朗 様

震災時には、給油にいらしているお客様の安全を、第一にお考えになられたそうです。
震災直後は、お客様の生活を支えるために、ガスコンロの確保に奔走されたとのことで、二次災害を防ぎ、生活インフラであるガスの安定供給に貢献されました。
相馬ガスグループ全体が苦しい時だからこそ、原発の影響が軽微な相馬市ガス株式会社が尽力していかなければならないという覚悟をお話しいただきました。

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